昨日、久しぶりに好天に恵まれたくつきの森へ、横浜から中学校の修学旅行生がやってきました。
その中学校では20年以上前から、修学旅行に農山村での体験を取り入れているとのことで、高島観光協会が中心となって受け入れが実現したものです。
くつきの森へは、林業体験をする班員12名がやってきてくれました。
麻生里山センターのメンバーが講師役をつとめ、昔の山村の生活を再現し体験してもらうことを計画しました。
昼食は、カレーライスを自炊することになっていますが、昔ながらに薪を使ってお米を炊き、カレーも作るという計画です。
まずは、薪づくりということで、細い丸太はのこぎりで所定の長さに、太い丸太は斧で割り、薪を作ります。中学生達は技術の授業でのこぎりを使ったことがあるようで「こんな丸太から切るのは初めて」と言いながらも上手に切っていきます。
次は、斧を使って丸太割りです。斧は使い方を誤ると大怪我になるため、特に慎重に注意事項を説明し、実演しながら指導します。
悪戦苦闘しながらヒヤヒヤする場面もありましたが、全員が無事丸太割りを体験し、割れた時の快感を味わってもらえたのではないでしょうか。
薪ができたら、次はご飯炊きとカレー作りです。
杉葉を焚き付けにして、徐々に太い薪を放り込み、火づくりから体験です。
カレー作り班は、普段でも料理の経験があると言うことで、なれた手つきでタマネギ、ジャガイモなどを刻みます。
ご飯もカレーもうまく仕上がり、全員で青空の下で美味しくいただきました。
昔の生活では、このように手間暇をかけて調理をするという生活の一端を体験をしてもらえたのではないでしょうか。
午後からは、新緑が美しい森の中へ出かけ、自然の素晴らしさを体感していただきました。